カードでお金のショッピング枠現金化の手段の一つとして、アマゾンギフト券の売買市場が活性化したことは間違いありません。
しかしこのアマゾンギフト券の買取サービスの利用者はクレジットカード現金化よりも携帯電話のキャリア決済現金化の需要の方が多くあるという見解もあります。
この携帯電話のキャリア決済でアマゾンギフト券の購入が可能なのはPINCOMしかなく、「携帯キャリア決済の現金化」といえばPINCOMは欠かすことのできない絶対的な存在でもあるのです。
したがって携帯決済の現金化利用者はPINCOMでアマゾンギフト券を購入し現金化しているのですが、PINCOMとはそもそもどのような企業かをご存知でしょうか?
PINCOMは仮想通貨WebMoneyという電子マネーを発行・販売している株式会社ウェブマネーが手がける電子マネーダウンロードサイトなのです。
この株式会社ウェブマネーが現在のアマゾンギフト券買取業界にとって非常に重要な存在でありますが、実は電子マネーのWebMoneyでもアマゾンギフト券を購入することができます。
目次
仮想通貨の最先端を進むWebMoney

今から20年近く前の1998年よりWebMoneyの事業は開始されました。
現在の電子ギフトのようなプリペイド番号を現金で購入しサーバー上でチャージするというシステムのパイオニアともいえるでしょう。
このWebMoneyはその後のオンラインによる電子商取引の市場が活性化することを見越し開発されたものです。
つまり当初からの仮想通貨としてのライバルはビットキャッシュであり、現在はビットキャッシュでは直接アマゾンギフト券を購入できます。
その点WebMoneyではアマゾンギフト券を購入することはできませんが、2014年から開始された『MasterCard®プリペイド付きWebMoney Card』というこれまでの常識を覆すような画期的なカードがあるのです。
WebMoney Cardのメリットとデメリット

これまでいくつもの電子マネーや仮想通貨について調査してきましたが、あまりWebMoneyという電子マネーには魅力を感じませんでした。
その理由はWebMoneyが使用できる場所はオンラインゲームが主体となっており、その他のジャンルは充実してはいなかったからです。
この現金やクレジットカードではない仮想通貨の価値は多くの商品の購入やサービスに対応しているかで決まるのではないでしょうか。
そのためアマゾンギフト券は数多くの商品の購入に使用できることから利用価値があり売買される市場が生まれたのです。
そう考えるとWebMoneyには頻繁にオンラインゲームを利用される方以外にはほとんど価値のない電子マネーでしかありませんでした。
ところがこの「WebMoney Card」があることによってこれまでの電子マネーを超える新しい仮想通貨となったことを知ったのです。
WebMoney Cardのメリット
WebMoney Cardにはクレジットカードの国際ブランドのMasterのロゴがあり、一見するとWwbMoneyが発行しているクレジットカードのようにも思えるのではないでしょうか?
ところがこのカードにはクレジット機能やキャッシング機能は一切ありません。
つまりクレジットカードではないのです。
では一体どのようなカードなのかといいますと、WebMoneyをチャージすることができるプリペイドカードでマスターカードの使用できるお店やサイトで使用することができます。
クレジットカードを発行するためには審査があるため誰でも作成できるわけではありませんが、銀行のデビットカードには審査はなく発行可能です。
デビットカードはクレジットブランドのロゴがありクレジットではなく預金の残高で即時決済される仕組みとなります。
WebMoneyCardはこのデビットカードのようにマスターカードが使えるお店でWebMoneyで支払うことができるカードなのです。
このカードの何がすごいのかといいますとこれまでの電子マネーの現金化は
- クレジットカードのショッピング枠で電子マネーを購入
- 購入した電子マネーを換金することにより現金化
という流れとなっており
クレジットカード→電子マネー→現金
という法則的な動きとなっていましたが、電子マネーからクレジットに移行できるという例外的な動きができる仮想通貨なのです。
つまりWebMoneyをカードにチャージしアマゾンギフト券を購入することもできるという裏技的な購入方法も可能となります。
WebMoney Cardのデメリット
ただひとつこのWebMoneyCardには欠点があります。
WebMoneyはこのカードにチャージしなければ使える場所は限られてしまいます。
カードに残高をチャージする方法はいくつかあり、オンライン決済やクレジットカードによるチャージも可能ですがやはりメインはWebMoneyによるチャージです。
このWebMoneyによるチャージを行う際に手数料が4%かかってしまいます。
チャージの上限となり25,000をプリペイド番号でチャージした場合、4%の1,000円がロスとなってしまうのです。
現段階ではこの4%がネックであり、無料となればさらに有用性の高い電子マネーとなることは間違いないでしょう。
WebMoneyでアマゾンギフト券を買うのは発展途上の段階

仮想通貨の先駆者となるWebMoneyは携帯キャリア決済でアマゾンギフト券を購入できるPINCOMのようにアマゾンギフト券買取業界には重要な存在ですが、まだWebMoneyでアマゾンギフト券を購入し現金化するには適していません。
なぜなら4%の手数料があるため結果的に換金率は低くなってしまうことになるからです。
クレジットカードでWebMoneyCardにチャージしアマゾンギフト券を購入することも可能ですが、直接Amazonでギフト券を買えるためその必要はありません。
つまりWebMoneyをダイレクトに現金化することはできず、カードにチャージしアマゾンギフト券を購入し換金することは可能ですが4%が手数料があります。
そうなりますと今の段階ではまだWebMoneyでの現金化は発展途上という状況といえるでしょう。
しかしながら今後もWebMoneyは進化し続けていくことは間違いありません。
PINCOMで一部の電子マネーがWebMoneyで決済できるようにアマゾンギフト券などのその他の決済方法の導入やさらに利便性に優れたサービスの提供も考えられます。
これからも株式会社ウェブマネーやPINCOMの動向には注目です。