インターネットサービスの特徴として「取引する相手が見えない」という不透明感を抱くことはないでしょうか?
ネットショップで買い物をしきちんと商品が届くかやきれいに梱包されているかなど、実際に商品を手にするまで不安になることもあります。
最近ではネットショッピングやネットオークションに加えインターネットを利用したフリーマーケットが急成長するサービスの一つとして注目されています。
「フリーマーケット」は個人間の売買となりますでシステムとしてはネットオークションに近いです。
ネットオークションとの違いは金額の競り合いはなく出品者が金額を設定することができ購入者がいれば即決となるため短時間で手軽に利用することができます。
出品する側はスマホで写真を撮って特徴や価格を入力するだけで出品でき、購入者はボタン一つで簡単に購入することができるのです。
このフリーマーケットを利用するメリットは何といっても価格の安さではないでしょうか。
その反面、多少なりとも傷や汚れがあるものとなります。
財布や洋服などは形のある「物」ですので欠損することはありますが、電子マネーとなるアマゾンギフト券は中古といえども見劣りすることはありません。
この電子マネーを個人間で売買できるフリーマーケットのようなサイトがあるのをご存知でしょうか。
アマゾンギフト券を格安で購入することができ、高価買取が可能なマッチングサイトについて解説していきます。
目次
アマゾンギフト券が額面よりも格安で購入することができる!

Amazonでギフト券を購入するには1万円分のギフト券の場合、販売価格は1万円となります。
携帯キャリア決済のPINCOMでも同様に1万円のキャリア決済を使用し購入するのです。
ではアマゾンギフト券を額面よりも格安で手に入れる方法はといいますと、このマッチングサイトで購入する以外に方法はないでしょう。
なぜなら一般的な商品券の場合、発行元のデパートでは定価での販売となりますが、金券ショップでは数%安く購入することができます。
しかしアマゾンギフト券などの電子マネーは金券ショップでは売買されていない商品です。
つまり基本的に正規で購入する以外、電子マネーを売っているところはありません。
そうなりますとこのマッチングサイトは例外といえるでしょう。
ではマッチングサイトではアマゾンギフト券をどのくらい安く購入することができるのかといいますと、安い時期で10%offとなり平均的には7%程度は安く販売しているのです。
アマゾンギフト券が10%安く購入できるということはマッチングサイトでギフト券を購入しAmazonで買い物をすれば通常よりも1割引で買い物ができることになります。
不要なアマゾンギフト券を高価買取することが可能!

マッチングサイトは個人間売買を仲介しているサイトです。
したがってアマゾンギフト券を格安で購入した方と高く売りたい方が取引する場を取り持っていることになります。
購入者が多くなればギフト券が少なくなりパーセンテージが上がり、反対に出品されるギフト券が増えれば安くなるという需給バランスがあるのです。
このマッチングサイトでは不要なアマゾンギフト券を出品することにより買取業者で換金するよりも高い価格で換金することも可能となります。
もちろんマッチングサイトには平均相場があり常時変動しているため確実に業者よりも高い換金率とは限りません。
たとえば95%で現金化したいと思いマッチングサイトに出品したが売れるまでに1ヶ月以上かかったという例も少なくありません。
マッチングサイトで高価買取するためには時期やギフト券の額面、数量など様々な要素があり簡単には高い割合で換金することはできないのです。
マッチングサイトを利用する際の手数料

最近ではフリマアプリのテレビCMをよく見かけるようになりました。
映画「闇金ウシジマくん」や「信長協奏曲」で人気の山田孝之が出演しているフリルというアプリのCMが印象に残っている方は少なくないでしょう。
このCMではフリマ運営者の山田孝之が販売者に対し手数料を請求する内容です。
「販売手数料ってバカバカしい。フリルは0円」というキャッチフレーズが売りとなっています。
高額な広告費となるテレビCMでも宣伝するほど集客に力を注いでいることが伺えます。
では電子マネーのマッチングサイトではどのような手数料が必要となってくるのでしょうか?
まずフリマアプリでは商品の配送があるため送料がかかりますが、アマゾンギフト券などの電子マネーはギフト番号を提示するだけですので送料という概念はなく利用できます。
どこのマッチングサイトでも初回登録料は月額使用料といった費用は発生しません。
しかし山田孝之が徴収したような販売手数料はどこのマッチングサイトでもあるのです。
期間限定のキャンペーンにより一時的に無料のサイトもありますが、この販売手数料がマッチングサイトの唯一の収入源でありわずかな数字が命運を分けています。
さらに販売した買取り代金を引き出すために必要となる振込み手数料も必要となるのです。
では各マッチングサイトの販売手数料や振込手数料を比較していきます。
現在稼動しているマッチングサイト10社を比較
amaten

専門の雑誌等でも取り上げれている業界最大手のマッチングサイトのamatenでは今年に入り販売手数料が改定されたことにより減少傾向にありますが、それでも常時2,000以上の電子マネーが売買されている最大の利用者を誇る超有名サイトです。
amatenでは出品したギフト券がエラーだった場合9.99%の手数料が差し引かれる厳しいシステムが特徴的といえるでしょう。
販売手数料 | 1.99%(2017年より) |
振込手数料 | 一律499円 |
取り扱い電子マネー | 16種類 |
giftissue

最大手のamatenと並ぶ老舗マッチングサイトのgiftissueは1%というリーズナブルな販売手数料と最大数の電子マネーを売買することが可能という点から高く評価されています。
電子マネーが売買されるスピードも速く「今すぐに売りたい」という方には適しているマッチングサイトといえるでしょう。
販売手数料 | 1% |
振込手数料 | 一律270円 |
取り扱い電子マネー | 20種類 |
あるじゃん

現在稼動しているマッチングサイトのなかでもっとも熱いのがあるじゃんです。
昨年から続いている販売手数料無料キャンペーンにより効率的にアマゾンギフト券を売買することができます。
しかし大手2社と比較すると少しスピードは劣るため少し時間に余裕がある方には最適なマッチングサイトです。
販売手数料 | 2017年2月末まで無料 |
振込手数料 | 一律250円 |
取り扱い電子マネー | アマゾンギフト券のみ |
amaGO

比較的新しいマッチングサイトのamaGOはサイトの外観は印象的ですが、2.5%という高めの販売手数料であるため出品数はわずかしかありません。
広告枠などでも見かけることもないため、まだ利用者はほとんどいない状態ですが今後の展開に期待したいです。
販売手数料 | 2.5% |
振込手数料 | 162円 |
取り扱い電子マネー | アマゾンギフト券のみ |
アマオク

大手2社に続く老舗サイトとして営業を続けているアマオクは大手が手数料無料のキャンペーン中でも変わらない数字を固持していたマッチングサイトです。
アマオクの特徴は10万円以上の出金であれば振込手数料は引かれないのがうれしいポイントとなります。
販売手数料 | 2.5% |
振込手数料 | 10万円未満250円 |
取り扱い電子マネー | 3種類 |
ギフトレ

現在のマッチングサイトとしてはもっとも高い販売手数料となるギフトレはサイト開設当初からほとんど売買されていることはありません。
このままでは近い将来、サイトを閉鎖させるのではないでしょうか。
販売手数料 | 3.3% |
振込手数料 | 一律165円 |
取り扱い電子マネー | 4種類 |
アマクロ

AmazonとUNIQLOを掛け合わせたユニークなネーミングセンスとなるアマクロはアマゾンギフト券専門のマッチングサイトですが、現在はほとんど動きが見られません。
ある程度の数のギフト券が出品されていますが、すべて98%以上という取引されることのない割合のものしかなく利用者はいない状態です。
販売手数料 | 2.16% |
振込手数料 | 一律162円 |
取り扱い電子マネー | アマゾンギフト券のみ |
プリペ

多くのマッチングサイトではアマゾンギフト券を主力の商品としていますが、唯一プリペだけはiTunesカードをメインに取引されています。
そして通常は銀行振り込みによるチャージですがプリペではコンビニで決済ができるスマートピットでチャージすることができるという特徴あるマッチングサイトなのです。
販売手数料 | 3%(最低300円) |
振込手数料 | 一律270円 |
取り扱い電子マネー | 10種類 |
ギフトオフ

一般的なマッチングサイトとは異なり出品のパーセンテージが固定されているギフトオフは個人間売買というよりも買取業者に近いタイプといえるでしょう。
しかもビットキャッシュやネットキャッシュといったほかのマッチングサイトにはない電子マネーを扱っているのも特徴的です。
販売手数料 | 14%・11%・10% |
振込手数料 | 51円から270円 |
取り扱い電子マネー | 5種類 |
ベテルギフト

アマゾンギフト券買取業者のギフトグレースが手がけるマッチングサイトのベテルギフトは新規オープンしたばかりのサイトです。
手数料無料の期間が3月末となるためあるじゃんのキャンペーンが終了してからが見ごろとなるのでしょうか?
販売手数料 | 2017年3月末まで無料 |
振込手数料 | 270円 |
取り扱い電子マネー | 6種類 |
マッチングサイトに潜む危険性
アマゾンギフト券を格安で購入することができ、90%以上の高価買取が現実的に可能なマッチングサイトは非常に魅力的なネットビジネスということは間違いありません。
しかしながら必ずしも安全なサービスではなく、危険が潜んでいるのです。
当然ながらマッチングシステムという個人間売買のシステム自体に問題があるわけではありませんが、このシステムを悪用する者も潜んでいます。
では具体的にどのようなケースなのかといいますと、
- 詐欺によって騙し取られたギフト券の出品
- 有効なギフト券を無効と言い張りエラーとさせる手口
- ギフト券を出品する際のコードの誤り
といったケースが実際に起きているのです。
このなかでもっとも危険なのが詐欺によるギフト券であり、それを使用した場合には詐欺の犯人として容疑がかかる可能性もあります。
それだけに留まらずAmazonのアカウントの停止、ギフト券の残高も無効となってしまうのです。
それ以外のリスクでもギフト券を奪われてしまうことになりますので、実質的な被害となるでしょう。
このようにネットオークションほどではありませんが、犯罪の温床となる可能性も否めないのが現状なのです。