最近では少なくなりましたが街中にある電信柱やフェンスに「カードでお金」や「ショッピング枠を即日換金」といった看板を見たことがある方は少なくないでしょう。
もちろん現在でも消滅してしまったわけではなく、営業している業者は数多く存在します。
ステ看板が減少した理由は時代の流れと共にネットビジネスに移行しつつあるからです。
したがったインターネットで「クレジットカード現金化」や「カードでお金」と検索すれば無数の現金化業者のサイトが検索結果に表示されることになります。
このクレジットカードのショッピング枠現金化ビジネスは総量規制が施行された2010年頃に脚光を浴びたサービスですが、その後キャッシュバック特典付商品をクレジットカード決済で購入させ現金を還元する方法は実質的な金銭の貸付とみなされ違法な高金利融資として現金化業者が逮捕されました。
そのため現在ではクレジットカードのショッピング枠現金化は違法行為であり、犯罪といっても過言ではない悪徳商法というイメージが強くあります。
クレジットカードのショッピング枠現金化とAmazonギフト券の買取は一見、関係のない商売のように思えますが実は密接な関係があるのです。
目次
クレジットカードのショッピング枠を現金化する目的

クレジットカード現金化は高い金利でお金を借りるような資金調達方法ですが、それは今も昔も変わりません。
考え方によればヤミ金融から融資を受けるようなものです。
なぜこのようなネガティブなビジネスの需要があるのかといいますと、総量規制の影響により消費者金融などから借り入れができなくなってしまった債務者が利用できる唯一の金策方法として現在でも多くの方が利用しています。
つまりクレジットカード現金化利用者というのは
- キャッシングを使い切ってしまいお金が必要な方
- クレジットカードの支払いが足りない方
- 消費者金融から借り入れができない方
といったように基本的にお金に困っている債務者の方が資金調達の方法として利用しているのです。
しかしこれも解釈によっては
「普通のところからはお金を借りれないからクレジットカード現金化を利用する」
ということなのでヤミ金融からお金を借りることに置き換えられるのではないでしょうか?
したがってクレジットカード現金化する目的はちょっと高くてもお金を工面することができるからなのです。
そもそも「カードでお金」は金券ショップの業務と同じ

違法な貸金業者と見なされるキャッシュバック方式のクレジットカード現金化とは対照的に、カードでお金の看板のショッピング枠現金化は目的は同じですが違法性のない安全な方法という見解もあります。
キャッシュバックによるクレジットカード現金化ではほとんど価値のないおもちゃの指輪やCD-ROMをクレジットカード決済させる商品の売買取引を装った行為として実質的な高金利融資となりました。
しかしカードでお金の商品買取方式の現金化方法を売買取引を装っているわけではなく、正規の取引となります。
そのため堂々と店舗を構え営業していても問題ありません。
この商品買取の現金化では基本的にみどりの窓口で販売されている新幹線の回数券をクレジットカード決済で購入し買い取りする方法となります。
つまりカードでお金の業者は金券ショップと同じ業務内容を行っているだけに過ぎないのです。
もし仮にこの商品買取でのクレジットカード現金化が違法な貸金業と判断されるのであれば、すべての買い取り業務に容疑がかかることになり古本屋もリサイクルショップも現金化目的による貸金業という疑いがかかることになります。
したがって今後も商品買取によるクレジットカード現金化はなくなることなく続いていくでしょう。
クレジットカード現金化目的で購入されているアマゾンギフト券

カードでお金の看板は数十年前からありクレジットカード現金化は意外と歴史のある商売なのです。
現在でも定番となっているのは新幹線のチケットですが、その昔は高級ブランド品のバッグや家電量販店で販売されているノートパソコンやデジタルカメラでもショッピング枠現金化で購入される商品となっていました。
このクレジットカード現金化は基本的に店舗に来店しての買い取りというのが常識となっていたのですが、最近ではオンラインでの買い取りが可能な商品が登場し新たなネットビジネスの一つとして急成長しているのです。
ここ数年で様々な商売がオンライン化する流れがあり、これまで店舗で営業していた業種が廃れつつある傾向にあります。
たとえば音楽を聴くためにはCDショップでCDを買っていましたが、今ではスマホ一つで手軽にダウンロード購入することができます。
そのため街中にあったCDショップは大手以外の大半が廃業しているのです。
このようにクレジットカード現金化もすべてWEBで完結することができる方法へと進化しています。
ではどのような商品をクレジットカード決済で購入し換金するのかといいますと、アマゾンギフト券を代表とする電子ギフトや電子マネーと呼ばれる仮想通貨です。
クレジットカードのショッピング枠現金化で購入する商品の定義としては、
- クレジットカード決済で購入が可能
- 換金性の高い商品
- 商品を必要とする需要がある
- 商品の金額に幅がある
というような要素が必要となります。
そのためクレジットカード決済で買えるものであれば何でも良いというわけではありません。
このクレジットカード現金化するための要素を全て備え、さらにオンラインで購入し換金できるのがアマゾンギフト券なのです。
Amazonは総合オンラインストアの国内最大手ですが、実際の店舗ではありません。
基本的にはAmazonでギフト券を購入し相手にメールで贈るというのがこのような電子ギフトのスタイルなのです。
この相手のメールアドレスに金券としての価値のあるギフト券を送ることができるという特徴がクレジットカード現金化として最適な商品となる理由とされています。
アマゾンギフト券でショッピング枠を現金化する手順

ではどのようにアマゾンギフト券でクレジットカードのショッピング枠を現金化するのかといいますと、その手順はこれまでの方法よりもはるかに簡単に現金化することができるのです。
まず、Amazonでギフト券を購入するのですがアカウントを作成しクレジットカード決済でEメールタイプのギフト券を購入します。
次にアマゾンギフト券の買取専門サイトに必要事項を入力し申し込みをし、本人確認の手続きを行った後にギフト券のメールを業者の指定するアドレスに送りますと買取代金が振り込まれるという流れになります。
これまでのカードでお金の現金化のように店舗に来店する必要はありません。
いつでもどこからでもオンラインでの手続きだけで簡単にクレジットカード現金化することができるのです。
そしてキャッシュバック特典付商品をクレジットカード決済で購入するような違法性もありません。
これがアマゾンギフト券がクレジットカード現金化で購入する商品としてもっとも適している理由であり、このビジネスが急成長している要因でもあるのです。
アマゾンギフト券買い取りはクレジットカード現金化業者?

これまでキャッシュバック方式やカードでお金の現金化方法を利用していた方がアマゾンギフト券の買取にシフトしているのはいうまでもありません。
しかしこれはユーザーだけではなく、クレジットカード現金化を業務としていた現金化業者にもその動きがあるのです。
なぜなら多くの現金化ユーザーは店舗での買取りよりもオンラインでの手続きの方が便利であり手間なく利用できます。
オンライン型のクレジットカード現金化といえばキャッシュバック方式となりますが、これはクレジットカードの利用停止など問題のある方法といわざるをえません。
このキャッシュバックのようにWEBで完結できる利便性と商品買取の安全性を兼ね備えたのがアマゾンギフト券の買取りによるクレジットカード現金化なのです。
当然ながら現金化業者としてもこの新しいスタイルのクレジットカード現金化を取り入れないわけがありません。
そのためこれまでキャッシュバック方式でショッピング枠を現金化していた業者がアマゾンギフト券の買取り業者として事業内容を変更しているところは少なくないのです。
アマゾンギフト券でショッピング枠現金化する問題点

世の中には様々な規則やルールというものがあります。
日本でのルールは法律であり日本で生活する以上、法律を守らなければなりません。
その他にも都道府県の条例や学校の校則もそれぞれのルールとなり対象者は遵守する必要があります。
キャッシュバックによるクレジットカード現金化は逮捕された現金化業者が有罪判決を受けたことから法律に違反する行為であり犯罪となりました。
ではこのアマゾンギフト券の買取りでのクレジットカード現金化は問題のない方法といえるのでしょうか?
クレジットカード現金化の問題点
キャッシュバックでのクレジットカード現金化は犯罪と認識されていますが、商品買取は問題のない方法とされています。
では本当にクレジットカード現金化としてアマゾンギフト券を購入することは問題ないのでしょうか?
アマゾンギフト券のEメールタイプはクレジットカード決済でしか購入することはできません。
電子ギフトと同じように換金性の高い商品券などはクレジットカード決済で購入することは困難とされています。
つまりクレジットカードでアマゾンギフト券を購入することは問題のないように思われるのではないでしょうか?
しかしながらクレジットカードには利用規約があり、「換金目的での商品の購入」をどのクレジットカード会社でも禁じているのです。
したがってプレゼントや自分で使用する目的でアマゾンギフト券を購入することは問題ありませんが、換金目的でアマゾンギフト券を購入する行為は利用規約違反となるのです。
アマゾンギフト券売買の問題点
換金目的以外であればクレジットカード決済でアマゾンギフト券を購入することは問題ありません。
ではクレジットカード決済での購入ではなく現金で購入したアマゾンギフト券やプレゼントされたアマゾンギフト券がありそれを換金することは問題ないのでしょうか?
実はアマゾンギフト券にも細則というルールがあるのです。
もちろんこの細則に目を通さなくてもギフト券を購入することも使用することもできます。
そのためこのアマゾンギフト券のルールがあること自体、知らない方も少なくありません。
この細則に記載されている内容では
と明確に記載されているのです。
つまりアマゾンギフト券購入し売買する行為はAmazonでは禁止されているのです。
このルールを無視すればAmazonのアカウント削除やアマゾンギフト券が無効となってしまう恐れもあります。
アマゾンギフト券での現金化行為はルール違反を黙認されている?

もし本当にアマゾンギフト券によるクレジットカード現金化に大きな問題となるのであれば、クレジットカードの利用停止や無効となるアマゾンギフト券が大量に出ることになるでしょう。
しかし実際にはそのような事例はなく日々、膨大な量のアマゾンギフト券が購入され現金化されているのです。
つまりこのアマゾンギフトによるクレジットカード現金化は原則的にはルール違反となりますが、それを咎められることはなく黙認されているといっても過言ではありません。
なぜならクレジットカードもアマゾンギフト券も利用してもらうことによって会社の利益が生まれることになりますので、それをルール違反だからといえども阻止する必要はないのです。
当然ながら法律に違反することもありません。
これが新しいクレジットカード現金化として受け入れられている理由であり、この買取りサービスの真の目的でもあるのです。
したがってアマゾンギフト券の買取りはクレジットカード現金化に代わる新たな資金調達方法として今後も多くの方に利用され続けるでしょう。